妊活スタート

2017年10月。

挙式を終えてから、妻と僕は正式に妊活を開始しました。

 

8月頃から妻は毎日基礎体温をつけていて、まずはそれのタイミングを見ながら

タイミング受精にチャレンジ。

 

妊娠って実は、簡単そうに感じてすごく奇跡。

1か月で妊娠できるチャンス(要は受精するチャンス)はたった2日。

よくいう排卵日以外は、どうやってもできない。

 

妻と僕は自分たちながらにタイミング受精をやってみました。

 

この時難しい…というか精神的にお互いすり減るのが、

特にセックスレスだった僕たちにとっては「しよう」という声かけ。

日頃からしている人たちにとっては特に何事でもないことなので、

「何が難しいの…?」となるかもしれません。

 

僕たちは、妻の前向きな姿勢に助けられたかもしれません。

 

妻「発表があります!」

僕「ん?なに?」

妻「今週3回します!」

僕「はい?笑」

妻「だから、精がつくものを食べます!」

 

こんな会話が毎月行われていました。

 

毎月チャレンジしようとしても、できない日もある。

夜遅くなってしまったり、仕事が遅くて疲れてしまったり。

飲み会などが重なってしまったり。

 

そのたび(毎回ではないですが)、喧嘩になったりもしました。

何度も妻が泣き、僕がなぐさめ、そんな日もありました。

 

毎月生理の日は答え合わせのようになっていきました。

3回ほどうまくいかず、妻は僕にある提案をしました。

 

「次タイミングでうまくいかなかったら、人工授精をしない?」

 

僕はありがたいことに、それらの知識は仕事上学んでいたので、

それをネガティブに感じることはありませんでした。

人工授精は、すごく簡単に言うと生理的な射精ができない代わりに、

精子を中に代わりに入れる方法。

男性の中にはこれを「自尊心が傷つけられる」という人もたくさんいます。

 

僕は妻の、この提案に即答で「イエス」と答えました。

 

確かに男性として機能不全的に感じる人がいてもおかしくない。

それは男性として、射精できるのが当たり前だと思っているから。

でも、できないもので心を悩ませ、つらい思いをするなら、チャレンジしたほうがよい。

僕はそう考えました。

 

この判断はつらいのは男性だけではない。

それが僕が感じていることです。

女性だって、診察の時もつらい思いをするんです。

 

妊活はお互いで乗り越えないといけない。

妊娠するのは奇跡だと思っています。

 

11月ごろから人工授精に備えて、病院でタイミングを見てもらうことにしました。

基礎体温表を出し、診察を受けて…。

 

こうやって僕たち夫婦の本格的な妊活はスタートしました。