男性も妊活は必要!?

妻との妊活が始まってから、妻と相談しながらいろんなことに挑戦しました。

 

たとえばその1つが、自慰をできる限りなくすこと。

変な話かもしれませんが、僕たち夫婦にとっては意外と重要でした。

 

その理由は僕が性交時に射精できないこと。

最初の頃は深く考えていなかったのですが、いざ妊活を始めようと思った時、

かなり大きなハードルでした。

 

妻と僕、それぞれがネットで色々調べていると、こんな症状名がありました。

 

膣内射精障害

 

つまりは、自慰の際に力が強すぎたり、回数が多かったりすることで、

性交時の感度が落ちるから、射精ができない、というもの。

 

可能性があるなら、とまずは試してみました。

 

すると、毎回ではないにしろ、少し改善しました。

妻には「利き手とは反対の手で!」と、夫婦の会話とは思えないアドバイス

もらったりと…。笑

 

2つ目は夜、しーんとした環境で”真面目に”性交するのがすごく苦手なこと。

試しに音楽を流してみました。

すると、邦楽で適当なプレイリストを流していると、

時々絶妙なタイミングでちょっとロックっぽい曲が流れたりと…。笑

そしてお互い笑い出してしまい、その日は中断したり。笑

 

でも、悩みは少しずつ、変な方法ですが二人なりのやり方でなんとか

乗り越えていけるようになっていきました。

 

 

最後は精がつくものを食べたり、サプリメントを意識的に飲むこと。

よく女性は妊活の際に葉酸サプリを飲んだりしますが、

実は男性にもサプリメントが必要。

 

僕は妻が飲んでいたマルチビタミン&ミネラルと、加えて亜鉛サプリを

摂るようにしました。

 

以前男性不妊検査のため、精子を調べてもらった際に、少し量が少ないといわれていたこともあり、ちょっとでも不安は解消できるなら、と摂り始めました。

 

飲んだ状態と飲んでいない状態で比較はできないので、

はたしてこれが本当に効果があったのかはわかりません。

でも、男性にもできることがあるなら、一緒になって取り組まないと、

女性だけが努力することが妊娠する、ということではないから。

 

 

男性の中には精子検査を嫌がる人もまだまだ多いよう。

もしそこで無精子症とか、運動能力が低いといわれたら…と多分恐怖なのでしょう。

何も不安がなければ「別にいいよ」と言えると思うので。

 

でもそれが言えない(人がいるらしい)。

多分それはどこかで結果が怖いのがあるのかもしれないです。

もしくは、妊娠は自然にできるものという考えがあるから。

 

今、不妊症とカテゴライズされてしまう夫婦は

既婚者の6組に1組や、10組に1組とも言われます。

不妊”の定義は、日本産科婦人科学会によると、

 

 

不妊」とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないものをいいます。日本産科婦人科学会では、この「一定期間」について「1年というのが一般的である」と定義しています。

引用:日本産科婦人科学会

 

とあります。

 

でも、実際不妊にカテゴライズしても、その原因の大半は「原因不明不妊」。

男性に原因がある不妊も24%程度あるといわれています。

つまり、4組に1組は男性にも何かしらの原因があるかもしれない。

 

原因がわかってもつらい思いをするかもしれない。

でも、原因がわからずつらい思いをするなら、一緒になって前を向いた方が

夫婦にとって良いと思っています。

 

僕も怖くなかった、と言ったらうそになります。

検査結果で運動能力が平均以下といわれて、妻に申し訳ない思いもありました。

ただ、それがわかったからこそ、自然妊娠の可能性もあるし、

人工授精も重要な選択肢だと再認識できたんだと思います。

 

事実は時につらい結果を招きますが、男性も妊活を一緒になってやれば、

つらさも少しは共有できるので、僕は良かったと思います。

 

 

次回は、実際に妊娠に至った経緯を書いてみようと思います。

 

僕たち夫婦にとって新しいスタートを切る出来事でした。